ゴルフのお陰で今が・・・そしてホールインワン (第23話)
このたびのホールインワンのお話しは、第8話の茶店のお姉さまのホールインワンの主人公葛谷久子さんのご紹介の方であります。昨年の10月に、このコーナーでご紹介させていただいた後、” 私の知り合いで、GSスタンドの社長さんが、ホールインワンを、何年か前にしているので、話しをして見ますよ ” とありがたい会話になりました。この頃は、未だ何人かの取材予定の方が、ありましたので、毎週ブログ打ち込みに大変だったのですが、さすがに、12月頃には、先々が、苦しい状態になっていました。
そして、今年の1月9日、市の商工会議所の新年互礼会に出席し、来賓のご祝辞を拝聴、引き続き懇親会も出席し、 ” 今年は、必ず、景気はよくなります!!” との力強い御祝辞の明るい経済展望の中で、異業種間の新鮮な話しにも、盛り上がりました。
人とのつながりの流れというものは、誠に、紙一重で、繋がることが多々ありますが、この時も、・・・・・。
100名ほどの出席会員の中で、私が、ギリギリの時間で席に着いたところ、目の前に座っておられた方の胸の名札に、葛谷さん御紹介の方の名前が書いてあったのです。
” あれ~ 、葛谷さんからのお話の千賀石油の社長の平田さんですよね?”
” ハイ、そうです! ” ってことになり、ホールインワンの話しに花が咲き、近いうちに、お伺いして、ブログをまとめさせていただくことになりました。
丁度、昨年の年末ごろから、テレビなどで、ガソリンスタンドの埋設タンクの修理などの期限が平成25年2月との事を聞いていて、どのようなことなのか?詳しく知りたいと思っていた矢先のことでした。なかなか、そう思っていても、あまり関係がないと、深く調べるなんて事は、気が進まない感じではございましたが、この平田さんとのお話しから、少し詳しくお伺いし、また、自分でも浅くではありますが、少し見聞を広める意味でも、調べてブログにまとめさせていただければと思った次第であります。にわか勉強で概略わかったことを、ホールインワンのお話しの前に、少し、・・・。
2012年の週刊誌などで、【地下タンク改修法令義務】でガソリンスタンドの経営に赤信号・・・などのことが問題になっていましたが、その期限が、今年の1月31日との事でありました。2010年6月の消防法改正で、スタンドなどに埋められているガソリンや灯油の貯蔵タンクの規制が大幅に強化されて、埋設40~50年経過したタンクは、油漏れを防ぐ為、内面を補強する必要があるということでありました。
1月21日に、平田社長を訪ね、ホールインワンの話しを伺いながら、まず、ガソリンタンクの事から伺いました。
” 平田社長の所は、タンクの補修についてはどのようにされたのですか? ”
と私のにわか勉強の知識を頭に描いて尋ねました。
” 私のところは、2店舗しかありませんが、今後のことも考えて、もう数年前に、修理を終えてあります・”との事でありましたが、、エネオスサービスステーションとして大変立派な店舗でありました。
” 補助金を受け修理しますが、一本ざっと、200万円の自己負担費用がかかりますので大変です。”
” 補修工事は、埋設タンクを、掘り出して、修理するのですか? ”
” いやいや、タンクの位置を設置図などから調べ、コンクリートをはつって、タンクに穴を開けるんです。”
” ええ~、そうなんですか!私は、タンクを掘り出して修理工場へ持っていくと思っていました。””
” そして、中に作業者が入って、油漏れを防ぐ為、内面に、繊維強化プラスチック(FRP)で加工していくんです。”
” 工事期間は、営業出来ないですよね~”
” ええ、大体二週間くらいはかかりますので、一度には、やらずに、順番にやっていきます。”
” 工事中は、大変だったですよ! デスから、後継者問題などを抱えたスタンドは、資金的な面や採算性のことも考え、廃業する所も出てると思いますよ!”
” 平田さんの所は、その辺の所は、クリアーして決断されたんですよね!”
” ええ、私は、まだまだ、頑張れるし、頑張らなければと思っていますので・・・”
” 私は、東日本大震災の時に、実際に、目の当たりにした事を教訓に、考えていることがあるんです。”
” ガソリンスタンドに絡んだことですか?”
” そうです。大災害の中、電気も水道もストップ。そんな中、道路が機能している処は、車での移動しかありませんよね。”
” ガソリンの給油所が大切ですよね!”
” そうなんです。ところが、電気がストップすると、ガソリンの給油が出来ないんですよ!”
” 給油所も電気がないとだめなんですね~。や~~そこまで頭が回りませんでした>”
” そこで、私の店では、そのような緊急事態になった時にでも、ガソリンの給油が出来るように、自家発電設備を、する必用があるのではと、考えています。”
” ソレは大切な事ですね。そのような、行政指導が必要ですよね!”
” 地域社会の為にもなる大切なことですよね!!”
平田社長を訪ねてから、また少し、にわか勉強を致しました所、タンクに漏れがあるなしにかかわらず、40~50年経過しているタンクが対象で、FRP補修をするか、地下に電極を埋め込み、電流を流して腐食を防ぐ措置をする必要があるとの事でありました。費用的には、タンク補修が ベターとの事でありました。
” いや~~、すみません。ホールインワンの話しより、この話しばかりしましてすみません!!”
” 早速、ホールインワンの話を聞かせてください!”
” ところで、平田さんは、関西弁風ですが、・・・”
” はい! 私は、大阪、住吉の出ですよ”
” あ!、やはりそうですか”。でもどうして、大阪から、岐阜県可児市の方まで・・・”
” ゴルフ仲間のつながりで、お付き合いが始まって、こちらの方に来たってわけです ”
” そうですか~ゴルフって本当にありがたいですよね~”
” 今、この会社の顧客拡大にも、ゴルフの存在は、大きいです。”
” そして、ホールインワンも生まれたんですものね~”
平田弘幸氏のマンスリーでのホールインワン
2009年(平成21年11月29日) 岐阜県可児市 日本ライン ゴルフ倶楽部
西コース 7番ホール 158ヤード
この日は、月一度のAクラスマンスリーの大会に参加。スコアーは、あまり良くなく、優勝のことは、気にもせず、ゴルフを楽しんでいたという感じの中、突然、ふって沸いたって感じの ハプニングに盛り上がったとの事であります。
打った瞬間、ナイスショット!!の気持ちのよい球スジで、ピンによった!!という感覚がしたという。同伴競技者の祝福で、瞬間的には喜んだ記憶はあったとの事であるが、” やってしまったか~~!” との気持ちが強く沸いてきたという。ホールインワンの当の本人よりも、やはり周りが騒いでいたので、コンペのことが気になってプレーどころではなかったようだ。
” 出来たら内緒にしたい ” という思いが募ってきて、” ホールインワンの事実を、隠すことが出来るかどうか・・・” とずーっと 、考えながらのプレーであったという。
仕事柄、お客様の数が多いので、費用のことから、ご招待者のまとめなどを考えると ” ホールインワンの喜びは、どこやらえ~!”って感じで、どのようなその後のスコアーだったかも、あまり記憶に無いとのことでありましたが、友人に相談した所、マンスリーの公式競技なので、” それは、オープンにしないと・・・”ってなったそうです。
2~3ヶ月前からボールがピン方向に絡むことが多くなってきていたので、10年以上中断していたホールインワン保険に加入することにし、40万にするか100万にするかで、相当迷ったが、40万の保険に決め加入した一ヵ月後に ” なんと!入ってしまった!!” ということでした。90名ほどの方に参加いただき、大勢の参加者に祝っていただき楽しい思い出となったとのことではありましたが、” 100万円にしておけば・・・” という思いが、しばらく頭から離れなかったそうです。
平田氏は、大学に行くまでは、バレーボールをやっていたとの事で、その後ゴルフ部に入り腕を上げ、ゴルフ関係の大手メーカーに勤め、ハンディー6の腕前で、今も280ヤードの飛距離が出るという、私から見れば、誠に羨ましいお話しでありました。
大都会の中であれば、なかなか人との繋がりも少ないのでしょうが、それでも、97、600人程の可児市人口の中でよくもこんなに繋がるものかと思えます。
ご紹介者の葛谷さんは、ガソリンスタンドのお客さんとして、ホールインワンコンペに招待されたという繋がりでしたが、平田さんを訪問した際に、私の会社の営繕工事を御願いしている青山さんの工場の近くの感じでしたので、
” この辺に、青山工業さんってなかったですか? ”
” あ!青山さんは、ここから少し行ったところですよ!!うちの長年来のお客さんですよ!!”
” え!そうですか!その青山稔範さんには、うちの会社の建築工事を色々やってもらっていますし、このブログの数少ないブログサポーターの一人ですよ!!”
” それに、後でわかったことですが、その青山稔範さんと、紹介者の葛谷さんとは、同級生だったんですよ!”
” なんと!、世の中って、狭いものですよね~~”
平田さんとの出会いで、ガソリンスタンドのタンク問題について、知ることが出来ましたが、何事においても、第三者的に 聞いているだけであれば、サラーっと聞き流してしまう内容が多いと思いますが、この度の出会いで、私共のものづくりにおける空洞化に対する不安感と同様に、高騰する可能性のある原油価格、そして、電気自動車やハイブリッド車などのエコカーの増加によるガソリン消費の減少傾向などなどを考えていると、今後に対する展望は、厳しいものがあるように思えますが、行政との連携の中、新しい取り組みをも頭に入れてゴルフと共に対応していかれる情熱を感じ取ることが出来、私自身大変、励みになったと感謝している次第であります。 昨年10月に、仙台空港にレンタカーを返すべく、ガソリンスタンドが大震災後であった為近くになく、車で相当走って探したことを思い出しましたが、今の地域社会の中では、ガソリンスタンドの役割も大きいと思った次第であります。私的な感想ですが、人口数に応じた 地域の範囲内に最低でも一箇所とかのガソリンなどの供給所の必要性が行政指導も含めたなかで、今後法令化されてもおかしくは無い様に思えてきたのであります。
いろんな方のホールインワンのお話からつながる異業種の方々の取り組みがとても勉強になりました。これもホールインワンのお陰かな~~と思った次第であります。
次の出会いを楽しみに、仕事に、ゴルフにって感じであります。